リレーシーケンス回路の基本

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シーケンス図の基本をやさしく解説しています。シーケンス図は配電盤などの電気設備と関連機器や、制御盤と機械設備の動作や機能を電気的に接続して「電気用図記号」を使って表した図面です。シーケンス図のことを「シーケンスダイヤグラム」または「展開接続図」といます。

シーケンス図の記号について

シーケンス図は動作の順序に従って、動作の内容をわかりやすくした接続図です。その動作の内容が誰でもわかるように「電気用図記号」という共通の図記号を使って表しています。「電気用図記号」とは例えば下図のようなものです。
電気用図記号

シーケンス図は図記号を基本とし、付記として日本電機工業会規格で定められた「品目記号」と「制御器具番号」で表します。品目記号とは例えば「押しボタンスイッチ」を表すのに、シーケンス図中に「押しボタンスイッチ」と書くと非常に煩わしいので、簡単に表すために「BS」と書きます。

制御器具番号は、制御機器に1から99までの数字を割り当て、番号でその種類がわかるようにしたものです。例えば 52 は「交流しゃ断器」を表します。

シーケンス図は「シンボル」を用いて表すことにより、簡略化を行い、その動作の状態を理解しやすくした図面といえます。

シーケンス図の読みかたの基本

シーケンス図は、実際の配線とは異なった書き方をしています。そのためルールがわからないと、非常にわかりにくに図面になっています。まずは、シーケンス図の決まり事から理解をしましょう。

  • 制御用の電源線は、図の上下に横線で示すか、図の左右に縦線で表します。
  • 制御機器を接続する接続線は、電源線と垂直に表します。
  • 接続線は動作の順序とおりに、左から右 または 上から下の順に並んでいます。
  • 制御機器は休止状態で自然な状態で表しています。
  • 電源はすべて切り離した状態で表しています。
  • 1つの制御機器を離れ離れで表現するときは、文字記号で関連を明らかにします。

シーケンス図の例

次のシーケンス図は、BS(押しボタンスイッチ)、R(リレー)、RL(レッドランプ)、GL(グリーンランプ)で構成された回路です。この回路がどのように動作するのか、順を追って見ていきましょう。

シーケンス基本

  • 制御用の電源線は、図の上下
  • 制御機器を接続する接続線は上下
  • 電源は入っていない
  • BSは押されていない(自然な状態)
  • RやBSは付記を示している

以上のルールに従ったシーケンス図です。

 電源を入れた時

電源投入時

① BS(押しボタンスイッチ)以下は電気が流れないのでR(リレー)は動作しません

② Rは動作しないので、Ra(リレー接点)は開いたままで、RL(レッドランプ)に電流が流れず、消灯のまま

③ Rは動作しないので、Rb(リレー接点)は閉じたままで、GL(グリーンランプ)に電流が流れ、点灯します

 BS(押しボタンスイッチ)を押した時

ボタンを押した状態

① BSの接点を通り、Rのコイルに電流が流れRが動作します

② Rの動作により、Raは閉じ、RLに電流が流れ、点灯します

③ Rの動作により、Rbは開き、GLに電流が流れず、消灯します

シーケンス図は「電気用図記号」を使って表した図面です。実際の配線とは異なった表し方をしていますので、シーケンス図の決まり事から理解していきましょう。

 

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