押しボタンスイッチとは?

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シーケンス制御は「接点」について理解することが必要不可欠です。押しボタンスイッチを題材にして、接点の理解を深めましょう。

押しボタンスイッチの構造

押しボタンスイッチとは、ボタンを押している時だけ、接点が開又は閉となり、手を離すとバネの力で元に戻る接点を持つスイッチです。尚、接点とは、電気回路間に電流を流したり、遮断したりする接触部分のことをいいます。


押しボタンスイッチ

図(1)のスイッチは通常状態では、接点が開いているので接続端子間は導通しません。尚、「電気を通すこと」を「導通」といいます。ボタンを押している間は、可動接点と固定接点がくっつき、接続端子間は導通します。このような接点を「a接点」といいます。

図(2)のスイッチは、通常状態では接点が閉じており接続端子間は導通します。ボタンを押している間は、可動接点と固定接点が離れ、接続端子間は導通しません。このような接点を「b接点」といいます。

 

接点の呼び方

「a接点」は働く接点(arbit contact アルバイトコンタクト)という意味です。また、常時開いている接点(Normal Open)という意味もあり、その英字の頭文字をとり「NO接点」ともいいます。JIS C 0617 ではメーク接点(make contact メークコンタクト)と呼称されています。

「b接点」は途切れる接点(break contact ブレークコンタクト)という意味です。また、常時閉じている接点(Normal Close)という意味もあり、その英字の頭文字をとり「NC接点」ともいいます。JIS C 0617 ではブレーク接点(break contact ブレークコンタクト)と呼称されています。

さらに、一つのスイッチでa接点、b接点の両方を備えた「c接点」(change over contact チェンジオーバーコンタクト)というものもあります。JIS C 0617 では切替接点(change over contact チェンジオーバーコンタクト)と呼称されています。

押しボタンスイッチのシーケンス図

押しボタンスイッチをシーケンス図で表すと下図のようになります。電気機器は電気回路図を書く時にわかりやすいように、IEC(国際電気標準会議)で決められたシンボルである「電気用図記号」使って表します。

接点シーケンス

押しボタンスイッチの図記号は、見た目でわかりやすいように、接点の図記「/」と押し操作記号「…E」を組み合わせて表します。

押しボタンスイッチはシーケンス制御で必ず理解をしておかなければならない「接点」についてよくわかる制御機器です。押しボタンスイッチを題材にして接点の理解を深めましょう。
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