ラダープログラムで使われる、自己保持回路の説明です。リレーシーケンスの自己保持回路については、自己保持回路とは?を参照してください。
自己保持回路(リセット優先)
入力リレー(0.00)が動作すると、出力リレー(10.00)で出力及び、(10.00)のa接点で自己保持回路を形成します。入力リレー(0.01)の動作で、出力リレー(10.00)の出力及び、自己保持が解除されます。
上図のような自己保持回路を、リセット優先の自己保持回路といいます。
自己保持回路(セット優先)
基本的な動作は、リセット優先の自己保持回路とおなじです。
リセット優先とセット優先の違いは、入力(0.00)と(0.01)が同時に動作した場合、リセット優先の自己保持回路では、出力リレー(10.00)は動作しませんが、セット優先の自己保持回路では、出力リレー(10.00)は動作します。このような違いは、使用場所によって使い分ける必要があります。