試験用器具の性能及び使用方法:第二種電気工事士

第二種電気工事士

第二種電気工事士の筆記試験に初心者の方でも簡単に独学で合格する勉強方法を紹介しています。第二種電気工事士の筆記試験は、過去問から繰り返し出題されていますので、出題分野毎に過去問をまとめて解くことで、効果的な勉強方法となります。このページでは、一般用電気工作物の検査方法「試験用器具の性能及び使用方法」について、解説しています。

計器の目盛板

電流計や電圧計などのアナログ計器の目盛板には、目盛の他に、計器の種類や形名などの記号、目盛の単位、計器の置き方(姿勢)、測定精度の階級記号など多くの情報が表示されています。

① 計器の種類と記号

計器の種類記号
電圧計V
電流計A
電力計W
周波数計Hz
力率計cosφ

② 計器の形名と記号

計器の形名記号使用回路動作原理
永久磁石可動コイル形直流用電磁作用
(磁界と電流間の電磁力)
可動鉄片形交流用磁気誘導作用
(磁化された鉄片間の磁気力)
電流力計形交直両用電流間の相互作用
(電流間の電流力)
整流形交流用整流器と可動コイル型計器の組み合わせ
誘導形交直両用磁界とうず電流の相互作用
熱電形交直両用電流の熱作用
(熱起電力)
静電形交直両用静電作用
(静電力)

③ 使用回路区別と記号

使用回路の区別記号
直流用
交流用
直流ならびに交流
三相交流用

④ 置き方による位置(姿勢)と記号

計器の設置方法を表わす記号は以下の通りです。

位置(姿勢)記号
鉛直
水平
傾斜

低圧電路で使用する測定器

電流や電圧、抵抗、検流など、電気工事が正しく行われたかどうかを、数値を測定して調べる装置を測定器といいます。

回路計(テスタ)

回路計で、配線が正しく行われたかどうかを調べる導通試験や電圧測定をします。

  • 直流・交流の電圧、抵抗値、直流電流を測定できます。
  • 電池を内蔵しているので、測定前に電池の容量を確認する必要があります。
  • 抵抗を測定する場合の回路計の端子の出力電圧は直流電圧です。
  • 電圧を測定する場合は、あらかじめ想定される値の直近上位のレンジを選定します。

絶縁抵抗器(メガー)

絶縁抵抗計で、配線や電気機器の絶縁抵抗を測定します。

  • 電池を内蔵しているので、測定前に電池の容量を確認する必要があります。
  • 出力電圧は直流電圧です。
  • 測定前に、絶縁抵抗測定のレンジを切り替えて、接地端子 E と線路端子 L を短絡し、ゼロ点を指示することを確認します。
  • 電子機器が接続された回路では、機器等を損傷させない適正な定格測定電圧を選定します。

接地抵抗計

接地抵抗計で、接地抵抗を測定します。

  • 電池を内蔵しているので、測定前に電池の容量を確認する必要があります。
  • 出力端子の電圧は交流電圧です。
  • 測定前に、地電圧(被測定接地極と大地の電圧)が、許容範囲であるか確認します。

検電器

検電器で、電路の充電の有無や接地側・非接地側の極性の確認を行います。

  • 音響発行式は、測定前にテストボタンで正常に動作するか確認します。
  • 検電器の握り部を持ち、検知部(先端部)を被測定部に接触させて充電の有無を調べます。
  • 電路の充電の有無を調べる場合、1相が充電されていないことが確認できた場合は、他の相についても充電の有無を調べます。

クランプ形電流計

クランプ形電流計は、測定したい電線をクランプに通して、電線に流れる交流電流を測定します。1回路全部の電線をクランプに通すと、漏れ電流が測定できます。

検相器

検相器は三相交流回路の相の順番(R相、S相、T相)を調べるために使用します。

照度計

照度計は、照度( lx [ルクス]:照度の単位)を測定する測定器です。

電圧計・電流計・電力計の結線

電圧計は、負荷に並列に接続し、電流計は負荷に直列に接続します。電力計は電圧コイルと電流コイルを内蔵していますので、電圧コイルは負荷に並列に、電流コイルは負荷に直列に接続します。

力率を求めるには、電圧計と電流計で皮相電力を測定し、電力計で有効電力を測定すると求めることができます。

$P=VIcosθ$[W]

一般用電気工作物の検査方法:第二種電気工事士 過去問

(財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士の筆記試験に出題された問題です。

単位

照度の単位は。

  1. F
  2. lm
  3. H
  4. lx
  1. F:静電容量の単位
  2. lm:光束の単位
  3. H:光束の単位
  4. lx:照度の単位

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2009年(平成21年)問3

電気計器の目盛板

電気計器の目盛板に図のような記号があった。記号の意味として正しいものは

  1. 可動コイル形で目盛板を水平に置いて使用する。
  2. 可動コイル形で目盛板を鉛直に立てて使用する。
  3. 誘導形で目盛板を水平に置いて使用する。
  4. 可動鉄片形で目盛板を鉛直に立てて使用する。

図の左は可動鉄片形を示し、図の右は目盛板を垂直に立てて使用することを意味しています。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2006年(平成18年)問26
2011年(平成23年)上期 問25
2018年(平成30年)上期 問27

電気計器の目盛板

電気計器の目盛板に図のような記号がある。

記号の意味及び測定できる回路で,正しいものは

  1. 可動鉄片形で目盛板を水平に置いて,交流回路で使用する。
  2. 可動コイル形で目盛板を水平に置いて,交流回路で使用する。
  3. 可動鉄片形で目盛板を鉛直に立てて,直流回路で使用する。
  4. 可動コイル形で目盛板を水平に置いて,直流回路で使用する。

図の左は可動コイル形を示し、図の右は目盛板を水平に置いて使用することを意味しています。また、可動コイル形の使用回路は直流です。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2016年(平成28年)上期 問27

電気計器の目盛板

計器の目盛板に図のような表示記号があった。この計器の動作原理を示す種類と測定できる回路で,正しいものは

  1. 誘導形で交流回路に用いる。
  2. 電流力計形で交流回路に用いる。
  3. 整流形で直流回路に用いる。
  4. 熱電形で直流回路に用いる。

図は誘導形を示ます。また、誘導形の使用回路は交直両用です。

答え(イ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2008年(平成20年)問27 類似
2012年(平成24年)下期 問26

回路計(テスタ)

アナログ式回路計(電池内蔵)の回路抵抗測定に関する記述として,誤っているものは

  1. 回路計の電池容量が正常であることを確認する。
  2. 抵抗測定レンジに切り換える。被測定物の概略値が想定される場合は,測定レンジの倍率を適正なものにする。
  3. 赤と黒の測定端子(テストリード)を短絡し,指針が 0 Ω になるよう調整する。
  4. 被測定物に,赤と黒の測定端子(テストリード)を接続し,その時の指示値を読む。なお,測定レンジに倍率表示がある場合は,読んだ指示値を倍率で割って測定値とする。

測定レンジに倍率表示がある場合は、読んだ指示値を倍率で乗じて測定値とします。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2018年(平成30年)下期 問24

回路計(テスタ)

一般に使用される回路計(テスタ)によって測定できないものは

  1. 直流電圧
  2. 交流電圧
  3. 回路抵抗
  4. 漏れ電流

回路計(テスタ)で、漏れ電流は測定できません。漏れ電流はクランプ形電流計で測定します。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2011年(平成23年)上期 問27
2014年(平成26年)上期 問25 類似
2018年(平成30年)上期 問24

回路計(テスタ)

回路計(テスタ)に関する記述として,正しいものは

  1. ディジタル式は電池を内蔵しているが,アナログ式は電池を必要としない。
  2. 電路と大地間の抵抗測定を行った。その測定値は電路の絶縁抵抗値として使用してよい。
  3. 交流又は直流電圧を測定する場合は,あらかじめ想定される値の直近上位のレンジを選定して使用する。
  4. 抵抗を測定する場合の回路計の端子における出力電圧は,交流電圧である。
  1. アナログ式も電池が必要です。
  2. 絶縁抵抗値の測定は、縁抵抗計(メガー)で測定します。
  3. 正しい記述です。
  4. 抵抗を測定する場合の回路計の端子における出力電圧は,直流電圧です。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2015年(平成27年)下期 問26

測定器の名称

写真に示す器具の用途は。

  1. 三相回路の相順を調べるのに用いる。
  2. 三相回路の電圧の測定に用いる。
  3. 三相電動機の回転速度の測定に用いる。
  4. 三相電動機の軸受けの温度の測定に用いる。

写真に示す器具の名称は検相器で、三相回路の相順を調べるのに用いる測定器です。

答え(イ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2015年(平成27年)上期 問17

測定器の名称

写真に示す測定器の名称は。

  1. 回路計
  2. 周波数計
  3. 接地抵抗計
  4. 照度計

写真に示す器具の名称は照度計です。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

平成25年(2013年)上期 問16
平成29年(2017年)上期 問18

低圧電路で使用する測定器

屋内配線の検査を行う場合,器具の使用方法で,不適切なものは

  1. 検電器で充電の有無を確認する。
  2. 接地抵抗計(アーステスタ)で接地抵抗を測定する。
  3. 回路計(テスタ)で電力量を測定する。
  4. 絶縁抵抗計(メガー)で絶縁抵抗を測定する。

回路計(テスタ)は、直流・交流の電圧、抵抗値、直流電流を測定できます。電力量は測定できません。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2019年(令和元年)下期 問24

低圧電路で使用する測定器

単相 3 線式回路の漏れ電流の有無をクランプ形漏れ電流計を用いて測定する場合の測定方法として,正しいものは。ただし,斜線で描かれた線は中性線を示す。

漏れ電流の測定は、1回路全部の電線をクランプに通すします。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2009年(平成21年)問25
2012年(平成24年)上期 問25
2015年(平成27年)上期 問25 類似
2017年(平成29年)下期 問27
2019年(令和元年)上期 問27

低圧電路で使用する測定器

低圧電路で使用する測定器とその用途の組合せとして,正しいものは

  1. 検電器と電路の充電の有無の確認
  2. 検相器と電動機の回転速度の測定
  3. 回路計と絶縁抵抗の測定
  4. 回転計と三相回路の相順(相回転)の確認

検電器で電路の充電の有無を確認します。

答え(イ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2013年(平成25年)上期 問24
2017年(平成29年)下期 問24 類似

低圧電路で使用する測定器

測定器の用途に関する記述として,誤っているものは。

  1. クランプ形電流計で負荷電流を測定する。
  2. 回路計で導通試験を行う。
  3. 回転計で電動機の回転速度を測定する。
  4. 検電器で三相交流の相順(相回転)を調べる。

検電器で電路の充電の有無を確認します。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2012年(平成24年)上期 問26

低圧電路で使用する測定器

低圧回路を試験する場合の試験項目と測定器に関する記述として,誤っているものは

  1. 導通試験に回路計(テスタ)を使用する。
  2. 絶縁抵抗測定に絶縁抵抗計を使用する。
  3. 電動機の回転速度の測定に検相器を使用する。
  4. 負荷電流の測定にクランプ形電流計を使用する。
  1. F:静電容量の単位
  2. lm:光束の単位
  3. H:光束の単位
  4. lx:照度の単位

答え(二)

検相器は相順を測定するものであり,答えはハ.である。

第二種電気工事士試験 出題年度

2015年度(平成27年度)上期 問27

低圧電路で使用する測定器

低圧電路で使用する測定器とその用途の組合せとして,誤っているものは

  1. クランプ形電流計と負荷電流の測定
  2. 回路計(テスタ)と導通の確認
  3. 検相器と電動機の回転速度の測定
  4. 検電器と電路の充電の有無の確認

検相器は、三相回路の相順を調べるのに使います。電動機の回転速度の測定は、一般的には回転計を使います。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2008年(平成20年)問25 類似
2017年(平成29年)上期 問24

低圧電路で使用する測定器

ネオン式検電器を使用する目的は。

  1. ネオン放電灯の照度を測定する。
  2. ネオン管灯回路の導通を調べる。
  3. 電路の充電の有無を確認する。
  4. 電路の漏れ電流を測定する。

ネオン式検電器は、電路の充電の有無を確認する測定器です。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2008年(平成20年)問24
2011年(平成23年)上期 問24
2016年(平成28年)下期 問26

低圧電路で使用する測定器

変流器(CT)の用途として,正しいものは

  1. 交流を直流に変換する。
  2. 交流の周波数を変える。
  3. 交流電圧計の測定範囲を拡大する。
  4. 交流電流計の測定範囲を拡大する。

変流器は一般的に大電流を小電流に変成することで、交流電流計で測定できる範囲を拡大する機器です。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2013年(平成25年)下期 問25

低圧電路で使用する測定器

三相かご形誘導電動機の回転方向を決定するため,三相交流の相順(相回転)を調べる測定器は。

  1. 回路計
  2. 回転計
  3. 検相器
  4. 検電器

三相交流の相順(相回転)を調べる測定器は検相器です。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2010年(平成22年)問26
2014年(平成26年)下期 問26

低圧電路で使用する測定器

低圧検電器に関する記述として,誤っているものは

  1. 低圧交流電路の充電の有無を確認する場合,いずれかの一相が充電されていないことを確認できた場合は,他の相について充電の有無を確認する必要がない。
  2. 電池を内蔵する検電器を使用する場合は,チェック機構(テストボタン)によって機能が正常に働くことを確認する。
  3. 低圧交流電路の充電の有無を確認する場合,検電器本体からの音響や発光により充電の確認ができる。
  4. 検電の方法は,感電しないように注意して,検電器の握り部を持ち検知部(先端部)を被検電部に接触させて充電の有無を確認する。

検電は、全ての相を測定するのが基本です。

答え(イ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2014年(平成26年)下期 問24

低圧電路で使用する測定器

測定に関する機器の取り扱いで、誤っているものは。

  1. 変流器(CT)を使用した回路で通電中に電流計を取り替える際に、先に電流計を取り外してから変流器の二次を短絡した。
  2. 電力を求めるために電圧計、電流計及び力率計を使用した。
  3. 回路の導通を確認するため、回路計を用いた。
  4. 電路と大地間の絶縁抵抗を測定するため、絶縁抵抗計の L 端子を電路側に、E 端子を接地側に接続した。

CTの二次側は開放してはいけません。電流計を取り外すときは、CTの二次側を短絡してから行います。

答え(イ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2007年(平成19年)問27

負荷の電圧,電流,電力を測定する回路

図の交流回路は,負荷の電圧,電流,電力を測定する回路である。図中に a,b,c で示す計器の組合せとして,正しいものは。

  1. a 電流計,b 電圧計,c 電力計
  2. a 電力計,b 電流計,c 電圧計
  3. a 電圧計,b 電力計,c 電流計
  4. a 電圧計,b 電流計,c 電力計

a は負荷に並列に接続されているので電圧計です。

b は負荷に直列に接続されているので電流計です。

c は負荷に並列かつ直列に接続されているので電力計です。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2010年(平成22年)問24
2017年(平成29年)上期 問27
2019年(令和元年)下期 問27

接続

単相交流電源から負荷に至る回路において、電圧計、電流計、電力量計の結線方法として、正しいものは。

電圧計 V は負荷に並列に、電流計 A は負荷に直列に接続します。電力計 W は、負荷に並列かつ直列に接続します。

答え(イ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2007年(平成19年)問26
2012年(平成24年)下期 問27
2015年(平成27年)下期 問24

交流回路の単相負荷の力率の測定

交流回路の単相負荷の力率を求める場合,必要な測定器の組合せとして,正しいものは。

  1. 電圧計,回路計,周波数計
  2. 電圧計,周波数計,漏れ電流計
  3. 電圧計,電流計,電力計
  4. 周波数計,電流計,回路計

力率を求めるには、電圧計と電流計で皮相電力を測定し、電力計で有効電力を測定すると求めることができます。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2009年(平成21年)問27
2013年(平成25年)下期 問27
2016度(平成28年)下期 問27類似

分流器

内部抵抗 0.03 [Ω]、最大目盛り 10 [A] の電流計を 40 [A] まで測定できるようにしたい。分流器の抵抗値及び結線方法として、適切なものは。

分流器は電流計と並列に接続します。10Aの電流計を40Aまで測定できるようにするときの倍率 $m$ は、

$m=\displaystyle\frac{40}{10}=4$

分流器の抵抗値を $R$[Ω]とし、電流計の内部抵抗を $r$[Ω]とすると、

$R=\displaystyle\frac{r}{m-1}=\displaystyle\frac{0.03}{4-1}=0.01$[Ω]

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2006年(平成18年)問27

電圧

絶縁被覆の色が赤色,白色,黒色の3種類の電線を使用した単相 3 線式 100/200 V 屋内配線で,電線相互間及び電線と大地間の電圧を測定した。その結果として,電圧の組合せで,適切なものは。ただし,中性点は白色とする。

  1. 赤色線と大地間 200 [V],白色線と大地間 100 [V],黒色線と大地間 0 [V]
  2. 赤色線と黒色線間 200 [V],白色線と大地間 0 [V],黒色線と大地間 100 [V]
  3. 赤色線と白色線間 200 [V],赤色線と大地間 0 [V],黒色線と大地間 100 [V]
  4. 赤色線と黒色線間 100 [V],赤色線と大地間 0 [V],黒色線と大地間 200 [V]

白色線は大地に接続される線として使われます。その為、大地との電圧は0V(基準)を維持します。

答え(ロ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2011年(平成23年)下期 問27
2015年(平成27年)上期 問24類似
2018年(平成30年)下期 問25

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