電気工事用の電線:第二種電気工事士

第二種電気工事士

第二種電気工事士の筆記試験に初心者の方でも簡単に独学で合格する勉強方法を紹介しています。第二種電気工事士の筆記試験は、過去問から繰り返し出題されていますので、出題分野毎に過去問をまとめて解くことで、効果的な勉強方法となります。このページでは、電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具「電気工事用の電線」について、解説しています。

電線の種類

電線には「裸電線」「絶縁電線」「ケーブル」「コード」があり、配線工事でよく使われる電線は、絶縁電線とケーブルです。電気工事で使われる電線は、電線の特徴を考慮して使用場所や施工の方法など適切に選びます。

電線の種類特徴
裸電線導線がむき出しになった電線です。屋内では使用できません。
絶縁電線導線を絶縁物で被覆した電線です。
ケーブル絶縁電線をさらに外装(シース)で覆い、機械的強度や絶縁性能を上昇させた電線です。
コード細い電線をまとめてゴムなどで被覆した、柔らかい電線です。家庭用電気機器などに使用されます。

絶縁電線

絶縁電線は、銅やアルミニウムなどの導体を絶縁物で覆った電線です。一般的に用いられる絶縁電線を示します。

電線の種類記号用途備考
600Vビニル絶縁電線
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IV-1.png
IV屋内配線許容温度60℃
600Vビニル二種絶縁電線
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: HIV-1.png
HIV屋内配線許容温度75℃
600Vポリエチレン絶縁電線
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: EM-IE.png
EM-IE屋内配線
屋外用ビニル絶縁電線
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: OW.png
OW屋外配線
引込用ビニル絶縁電線
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DV.png
DV屋外引込

ケーブル

ケーブルは、導体の上に絶縁被覆を施した絶縁電線をさらに外装(シース)で覆い、機械的強度や絶縁性能を上昇させた電線です。外装は、水や腐食性ガスなどの浸透を防止しています。また、電気設備の技術基準の解釈【地中電線路の施設】によると,地中電線路は電線にケーブルを使用することになっています。

電線の種類記号用途
600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: vvf.png
VVF屋内・屋外・地中配線
600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(丸形)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: vvr.png
VVR屋内・屋外・地中配線
600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル(エコケーブル)
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: emeef.png
EM-EEF屋内・屋外・地中配線
600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: cv.png
CV屋内・屋外
MIケーブル
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: mi.png
MI耐火配線用
キャブタイヤケーブル
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ct.png
CT移動用
ビニルキャブタイヤケーブル
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: vct.png
VCT移動用

コード

コードは、細い電線をまとめてゴムなどで被覆した、柔らかい電線で、家庭用電気機器などに使用されます。コードには、ビニルコードとゴムコードがあります。

ビニルコードは耐熱性がないので、熱を発生しない機器に用いられます。ゴムコードは、多少の耐燃性がありますので、電気トースターや電気こたつ・電気こんろなどの熱を発生する機器の配線に外線に用いられます。

電線の種類記号用途
ビニルコード
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: vff.png
VFF熱が発生しない電気機器
ゴムコード
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: ff.png
FF熱が発生する電気機器

コードの許容電流

コードは、絶縁電線やケーブルより細めなので、許容電流値が別の規格で定めれれています。

断面積(mm2許容電流値
0.757A
1.2512A
217A

電気機器と電気工事用の材料・工具:第二種電気工事士 過去問

(財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士の筆記試験に出題された問題です。

問1 ゴムコード

許容電流から判断して,公称断面積 0.75 [mm²] のゴムコード(絶縁物が天然ゴムの混合物)を使用できる最も消費電力の大きな電熱器具は。

ただし,電熱器具の定格電圧は 100 [V] で,周囲温度は 30 [°C] 以下とする。

  1. 150 [W] の電気はんだごて
  2. 600 [W] の電気がま
  3. 1500 [W] の電気湯沸器
  4. 2000 [W] の電気乾燥機

公称断面積 0.75 [mm²] のときの許容電流は 7 [A] です。

答え(ロ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2006年(平成18年)問12
2013年(平成25年)下期 問11
2015年(平成27年)上期 問13

問2 地中電線路の施設

低圧の地中配線を直接埋設式により施設する場合に使用できるものは

  1. 屋外用ビニル絶縁電線(OW)
  2. 600Vビニル絶縁電線(IV)
  3. 引込用ビニル絶縁電線(DV)
  4. 600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)

電気設備の技術基準の解釈【地中電線路の施設】によると,地中電線路は電線にケーブルを使用することになっています。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2011年(平成23年)下期 問13
2014年(平成26年)上期 問13
2018年(平成30年)下期 問12

問3 電気工事用の電線の識別

写真に示す材料の名称は。

なお,材料の表面には「タイシガイセン EM 600V EEF/F 1.6mm JIS JET <PS>E __社 タイネン 2014」が記されている。

  1. 無機絶縁ケーブル
  2. 600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形
  3. 600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
  4. 600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形

600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル(エコケーブル)です。「タイネン」とは耐燃性のことを示しています。

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2015年(平成27年)下期 問18
2018年(平成30年)下期 問16

問4 移動電線

使用電圧が 300 V 以下の屋内に施設する器具であって,付属する移動電線にビニルコードが使用できるものは。

  1. 電気トースター
  2. 電気こたつ
  3. 電気扇風機
  4. 電気こんろ

ビニルコードは,熱に弱いため,電気トースター,電気こたつ,電気こんろでは,付属する移動電線にビニルコードを使用することができません。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2007年(平成19年)問13
2012年(平成24年)下期 問13
2016年(平成28年)下期 問14
2019年(令和元年)上期 問12

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