絶縁電線の接続方法:第二種電気工事士

第二種電気工事士

第二種電気工事士の筆記試験に初心者の方でも簡単に独学で合格する勉強方法を紹介しています。第二種電気工事士の筆記試験は、過去問から繰り返し出題されていますので、出題分野毎に過去問をまとめて解くことで、効果的な勉強方法となります。このページでは、電気工事の施工方法「絶縁電線の接続方法」について、解説しています。

電線の接続

電線の接続は、漏電や電線の電気的性能を落とさないようにすることが大切です。電線どうしを相互に接続する場合は、次の点について守らなければなりません。

  • 電線の電気抵抗を増加させない
  • 電線の引張強さを20%以上減少させない
  • 電線の接続部は絶縁電線被覆と同等以上の物で被覆する
  • 接続部分には、接続管その他の器具を使用するか,ろう付けする
  • コード相互、キャブタイヤケーブル相互、コードとキャブタイヤケーブルを接続する場合は、コード接続器、接続箱等を使用する(8mm2以上のキャブタイヤケーブル相互を接続する場合は除く)

電線の接続方法

電線の接続に使う材料として、よく使われるのが、リングスリーブと差し込みコネクタです。

リングスリーブ

被覆を剥いた電線を数本差し込み、リングスリーブ用の圧着ペンチでリング部を圧着して、電線を相互接続します。圧着後は絶縁テープを巻きます。

リングスリーブには、大・中・小の3種類のサイズがあり、接続する電線の太さと本数によって、サイズが決められています。

リングスリーブを圧着すると、サイズを表す刻印(大・中・小・〇)が表面に刻まれます。この刻印を圧着マークといいます。直径1.6mmの電線2本を接続する場合に限り、圧着マークは「〇」と刻まれます。

電線の太さ本数サイズ圧着マーク
1.6mm2本
3~4本
5~6本
2.0mm2本
3~4本

差し込みコネクタ

電線を差し込んで接続します。絶縁テープを巻く必要がありません。

絶縁テープによる絶縁処理方法

  • ビニルテープで絶縁処理する場合は、半幅以上重ねて2回以上巻きます。
  • 黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープで絶縁処理する場合は、半幅以上重ねて1回以上巻きます。
  • 自己融着性絶縁テープで絶縁処理する場合は、半幅以上重ねて1回以上巻き、その上に保護テープを半幅以上重ねて1回以上巻きます。

一般配線の図記号

配線図は、電気設備を決められた図記号で描いたものです。配線図記号の中で、一般配線の図記号を次のようになります。

電気工事の施工方法:第二種電気工事士

(財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士の筆記試験に出題された問題です。

絶縁電線相互の接続

単相 100 [V] の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは。

  1. 絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
  2. 電線の引張強さが 15 [%] 減少した。
  3. 終端部を圧着接続するのにリングスリーブE形を使用した。
  4. 電線の電気抵抗が 10 [%] 増加した。

電線の接続は、漏電や電線の電気的性能を落とさないようにすることが大切です。電線どうしを相互に接続する場合は、次の点について守らなければなりません。

  • 電線の電気抵抗を増加させない
  • 電線の引張強さを20%以上減少させない
  • 電線の接続部は絶縁電線被覆と同等以上の物で被覆する
  • 接続部分には、接続管その他の器具を使用するか,ろう付けする
  • コード相互、キャブタイヤケーブル相互、コードとキャブタイヤケーブルを接続する場合は、コード接続器、接続箱等を使用する(8mm2以上のキャブタイヤケーブル相互を接続する場合は除く)

電線の電気抵抗を増加させてはいけません

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2007年(平成19年)問19 類似
2011年(平成23年)下期 問19
2014年(平成26年)上期 問21
2018年(平成30年)下期 問19

絶縁電線相互の接続

単相 100 V の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは

  1. 絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
  2. 電線の引張強さが 15 % 減少した。
  3. 差込形コネクタによる終端接続で,ビニルテープによる絶縁は行わなかった。
  4. 電線の電気抵抗が 5 % 増加した。

電線の接続は、漏電や電線の電気的性能を落とさないようにすることが大切です。電線どうしを相互に接続する場合は、次の点について守らなければなりません。

  • 電線の電気抵抗を増加させない
  • 電線の引張強さを20%以上減少させない
  • 電線の接続部は絶縁電線被覆と同等以上の物で被覆する
  • 接続部分には、接続管その他の器具を使用するか,ろう付けする
  • コード相互、キャブタイヤケーブル相互、コードとキャブタイヤケーブルを接続する場合は、コード接続器、接続箱等を使用する(8mm2以上のキャブタイヤケーブル相互を接続する場合は除く)

電線の電気抵抗を増加させてはいけません

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2017年(平成29年)下期 問20

絶縁電線相互の接続

単相 100 V の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは

  1. 絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
  2. 電線の引張強さが 15 % 減少した。
  3. 電線相互を指で強くねじり,その部分を絶縁テープで十分に被覆した。
  4. 接続部の電気抵抗が増加しないように接続した。

電線の接続は、漏電や電線の電気的性能を落とさないようにすることが大切です。電線どうしを相互に接続する場合は、次の点について守らなければなりません。

  • 電線の電気抵抗を増加させない
  • 電線の引張強さを20%以上減少させない
  • 電線の接続部は絶縁電線被覆と同等以上の物で被覆する
  • 接続部分には、接続管その他の器具を使用するか,ろう付けする
  • コード相互、キャブタイヤケーブル相互、コードとキャブタイヤケーブルを接続する場合は、コード接続器、接続箱等を使用する(8mm2以上のキャブタイヤケーブル相互を接続する場合は除く)

電線相互を指で強くねじるのは,不適切です。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2019年(令和元年)上期 問19

絶縁電線相互の接続

600 V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 1.6 [mm] を使用した低圧屋内配線工事で,絶縁電線相互の終端接続部分の絶縁処理として,不適切なものは。

ただし,ビニルテープは JIS に定める厚さ約 0.2 [mm] の絶縁テープとする。

  1. リングスリーブにより接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上重ねて 1 回(2 層)巻いた。
  2. リングスリーブにより接続し,接続部分を黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約 0.5 [mm])で半幅以上重ねて 2 回(4 層)巻いた。
  3. リングスリーブにより接続詞,接続部分を自己融着性絶縁テープ(厚さ約 0.5 [mm])で半幅以上重ねて 1 回(2 層)巻き,更に保護テープ(厚さ約 0.2 [mm])を半幅以上重ねて 1 回(2 層)巻いた。
  4. 差込形コネクタにより接続し,接続部分をビニルテープで巻かなかった。

絶縁テープによる絶縁処理方法は次のとおりです。

  • ビニルテープで絶縁処理する場合は、半幅以上重ねて2回以上巻きます。
  • 黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープで絶縁処理する場合は、半幅以上重ねて1回以上巻きます。
  • 自己融着性絶縁テープで絶縁処理する場合は、半幅以上重ねて1回以上巻き、その上に保護テープを半幅以上重ねて1回以上巻きます。

答え(

第二種電気工事士試験 出題年度

2008年(平成20年)問19
2012年(平成24年)上期 問21
2015年(平成27年)下期 問19
2016年(平成28年)上期 問19

リングスリーブによる圧着接続

低圧屋内配線工事で,600 V ビニル絶縁電線(軟銅線)をリングスリーブ用圧着工具とリングスリーブ E 形を用いて終端接続を行った。接続する電線に適合するリングスリーブの種類と圧着マーク(刻印)の組合せで,不適切なものは

  1. 直径 1.6 [mm] 2 本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを○にした。
  2. 直径 1.6 [mm] 1 本と直径 2.0 [mm] 1 本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを○にした。
  3. 直径 1.6 [mm] 4 本の接続に,小スリーブを使用して圧着マークを小にした。
  4. 直径 1.6 [mm] 1 本と直径 2.0 [mm] 2 本の接続に,中スリーブを使用して圧着マークを中にした。
電線の太さ本数サイズ圧着マーク
1.6mm2本
3~4本
5~6本
2.0mm2本
3~4本

答え(ロ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2014年(平成26年)上期 問19
2014年(平成26年)下期 問19 類似
2015年(平成27年)上期 問19 類似
2018年(平成30年)上期 問19 類似
2019年(令和元年)下期 問19 類似

低圧屋内配線の図記号

低圧屋内配線の図記号と,それに対する施工方法の組合せとして,正しいものは。

図は全て実線ですのでで、天井隠ぺい配線の図記号となります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: haisen.png

答え(ロ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2010年(平成22年)問23
2013年(平成25年)上期 問21

低圧屋内配線の図記号

低圧屋内配線の図記号と,それに対する施工方法の組合せとして,正しいものは

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2012年(平成24年)下期 問22
2016年(平成28年)下期 問22
2017年(平成29年)下期 問19

電磁的不平衡

電磁的不平衡を生じないように,電線金属管に挿入する方法として,適切なものは

電磁的不平衡を生じないようにするには、往復線を同一管内に収めます。ハの挿入方法だけが,電磁的不平衡を生じません。

答え(ハ)

第二種電気工事士試験 出題年度

2016年(平成28年)下期 問21
2019年(令和元年)下期 問23

管相互の接続

硬質塩化ビニル電線管を切断し,その切断箇所にTSカップリングを使用して管相互を接続する場合,工具及び材料の使用順序として,最も適切なものは。

  1. 金切りのこ → ウエス(布) → 接着剤 → TS カップリング(挿入)
  2. 金切りのこ → 接着剤 → TS カップリング(挿入) → ウエス(布)
  3. 金切りのこ → 面取器 → TS カップリング(挿入) → 接着剤 → ウエス(布)
  4. 金切りのこ → 面取器 → ウエス(布) → 接着剤 → TS カップリング(挿入)

合成樹脂管工事の管相互の接続は以下のようになります。

合成樹脂管工事の管相互の接続は以下のようになります。

管を金切のこぎりで切断 → 面取器で管端を滑らかにする → ウェスでごみをとる → 管に接着剤を塗る → TSカップリングを挿入する

答え(二)

第二種電気工事士試験 出題年度

2009年(平成21年)問23

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