一つの入力で出力がONとOFFを繰り返す回路をオルタネート回路といいます。又、フリップフロップやラチェットともいいます。
オルタネート(フリップフロップ)回路
オムロンではDIFU(立ち上がり微分)、三菱では PLS(パルス)という命令を使います。DIFUとは、入力が「OFF」から「ON」になった時、1回(1スキャン分)だけ「ON」します。DIFUとは逆に、「ON」から「OFF」になった時、1回(1スキャン分)だけ「ON」する命令をオムロンではDIFD(立ち下がり微分)、三菱ではPLF(パルフ)を使います。
回路の状況 はじめの状態
入力(0.00)が 『 OFF⇒ON 』 1スキャン目
入力(0.00)が 『 OFF⇒ON 』 2スキャン目以降
上図の状態で入力(0.00)が 『 ON⇒OFF 』
上図の状態で入力(0.00)が 『 OFF⇒ON 』 1スキャン目
入力(0.00)が 『 OFF⇒ON 』 2スキャン目以降
上図の状態で入力(0.00)が 『 ON⇒OFF 』
これで、はじめの状態に戻ります。以上のように、一つの入力で出力がONとOFFを繰り返すことができます。