第二種電気工事士の筆記試験に初心者の方でも簡単に独学で合格する勉強方法を紹介しています。第二種電気工事士の筆記試験は、過去問から繰り返し出題されていますので、出題分野毎に過去問をまとめて解くことで、効果的な勉強方法となります。このページでは、電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具「配線用遮断器と開閉器」について、解説しています。
配線用遮断器と開閉器
配線用遮断器(MCCB)
一般家庭やビル、工場など多くの電気設備でよく使用されている配線用遮断器(MCCB)です。
配線用遮断器は、過電流などの大電流が流れた時に、自動的に電路を遮断します。
2極1素子(2P1E)と2極2素子(2P2E)の配線用遮断器
2極1素子(2P1E)と2極2素子(2P2E)の配線用遮断器です。
極は配線の数を、素子は過電流を検出する素子を表しています。
電動機保護兼用配線用遮断器(モーターブレーカ)
電動機保護兼用配線用遮断器(モーターブレーカ)です。
電動機の始動電流で動作しないようになっています。
漏電遮断器
過電流と漏電を遮断することができる漏電遮断器です。
漏電遮断器には、漏電動作確認用のテストボタンが付いています。
2極1素子(2P1E)と2極2素子(2P2E)の漏電遮断器
2極1素子(2P1E)と2極2素子(2P2E)の漏電遮断器です。
レバーの先に、漏電動作確認用のテストボタンが付いています。
電磁開閉器
電磁接触器と熱動継電器(サーマルリレー)で構成されたスイッチを電磁開閉器といいます。
電動機の運転制御と過負荷保護を行うことができます。
カバー付ナイフスイッチ
ヒューズが内蔵されているスイッチです。手動でレバーを操作して電気回路を開閉します。
上側に倒すと ON になり、下側に倒すと OFF になります。
電流計付箱開閉器
箱にナイフスイッチとヒューズが入っており、内蔵されたヒューズによって過電流を遮断します。
電動機の手元開閉器として使用されています。
電気機器と電気工事用の材料・工具:第二種電気工事士 過去問
(財)電気技術者試験センターが作成した第二種電気工事士の筆記試験に出題された問題です。
問1 配線用遮断器と開閉器①
写真に示す器具の名称は。
- 漏電遮断器
- リモコンリレー
- 配線用遮断器
- 電磁接触器
一般家庭やビル、工場など多くの電気設備でよく使用されている配線用遮断器(MCCB)です。
答え(ハ)
問2 配線用遮断器と開閉器②
写真に示す器具の名称は。
- 漏電警報機
- 電磁開閉器
- 漏電遮断器
- 配線用遮断器(電動機保護兼用)
電動機保護兼用配線用遮断器(モーターブレーカ)です。電動機の始動電流で動作しないようになっています。
答え(二)
問3 配線用遮断器と開閉器③
写真に示す器具の名称は。
- 配線用遮断器
- 漏電遮断器
- 電磁接触器
- 漏電警報器
定格電圧 AC 100 – 200 V ,定格電流 20 A ,定格感度電流 30 mA ,定格遮断電流 2.5 kAの漏電遮断器である。
よって,答えはロ.である。
過電流と漏電を遮断することができる漏電遮断器です。漏電遮断器には、漏電動作確認用のテストボタンが付いています。
答え(ロ)
問4 配線用遮断器と開閉器④
写真に示す器具の○で囲まれた部分の名称は。
- 電磁接触器
- 漏電遮断器
- 熱動継電器
- 漏電警報器
電磁接触器と熱動継電器(サーマルリレー)で構成されたスイッチを電磁開閉器といいます。○で囲まれた部分の名称が電磁接触器です。
答え(イ)